試射の要領




  1.試射の要領を決定するのに考慮すべき事項
  2.初弾の有効弾獲得公算と試射の関係
  3.初弾が偏位弾の場合の目標存在公算  ← 現在の頁
  4.初弾が偏位弾の場合に修正弾が同方位弾とならないための修正量とその公算  
  5.初弾が偏倚弾の場合に目標存在公算最大の点に発射した際の有効弾獲得公算
  6.試射法の決定




3.初弾が偏位弾 (全近又は全遠) の場合の目標存在公算


これについては、『射法の要素』 の 『初照尺の精度』 中の 「 初弾観測後の目標存在公算 (事後公算)」 で詳しく説明したとおりです。

ただし、射心移動公誤がある場合には、捕捉公算曲線 (η) を射心移動を加味した捕捉公算曲線 (η’) にするか、それとも初弾偏倚公誤に射心移動公誤を合併したものにするかの、どちらかの方法を用いて計算する必要があります。 なお、旧海軍では一般的に前者を用いていました。

各砲種ごとの各射距離に対する計算結果をグラフにすると、次の様になります。 (計算は省略しますので、興味のある方は、上記1.項のデータを使用して計算してみてください。)












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最終更新 : 25/May/2015







水上射撃の射法理論

   始めに

   試射の要領 

   本射の要領

   測距射法

   全量射法

   自変距射法

   左右修正

   転舵修正

   飛行機観測