３．本射中の修正 （２） −本射第１弾が初弾と反方位弾の場合初弾に対して前項の修正を行って本射に移った時に、その 本射第１弾が初弾と反方位弾となった場合には、観測距間量の修正 を行います。 初弾と本射第１弾の間の変距誤測及び射心移動による偏倚は次の式で表されます。  前項の反方位弾となった場合と同様に、誤測変距量の最確値 （Ｅ０）、初弾及び本射第１弾の観測誤差の最確値 （Δｌ）０ 、（Δｌ１）０ 、射心移動の最確値 （Ｓ１）０ を求めると、修正量 Ｌ１は次の式となります。  これを前項と同様に、大口径砲、射距離 ３００００ｍ の場合について計算してみると次の様になります。
この表から判断すると、各距間量を通して ｌ＋（−１００〜−２００） 付近の修正が適良であることが分かります。 これは即ち、反方位弾となった場合には観測距間量の修正を行うのが適当であることになります。
最終更新 ： 05/Jun/2015 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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