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水上射法 (4) |
「自変距射法」 の概念
「全量射法」 は、射撃指揮官自らが変距の算定に自変距と的変距の両方を加算する必要がありますが、射撃指揮官としては射撃中に自変距を知ることは困難な状況です。
したがって、自変距のみを距離時計に調定し、あるいは補助員を使って自変距の測定及び調定をさせることにより、射撃指揮官は観測鏡の中にある目標の 的変距のみにより 「対変距修正量」 を決定 すれば良いことになります。
即ち、射撃指揮官としては自変距に対する処置の分だけ楽になることになるわけです。
このため、「自変距射法」は、「全量射法」 の変形とも見ることができ、あるいはその修正方法においては 「変距射法」と 「全量射法」 との中間のものと言うこともできます。
最終更新 : 17/May/2015
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