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第9話 発射門数と命中率 |
問題の所在 |
命中率と命中速度 |
弾道と射弾散布 |
試射と本射 |
一斉打方と交互打方 |
問題の結論 ← 現在 |
では今回のテーマについての総まとめです。
これまで説明してきたことは、やはり艦砲射撃について全くの初心者の方々にとっては少々難しいところがあるかと思います。 関心のある方は本サイトの 「砲術講堂」 コーナーの各項目をじっくりお読みいただくことにして、取り敢えずは次の3つのことを覚えていただければよろしいでしょう。
1.前提条件無しの極々単純な一般論として、1門での射弾であろうと100門の一斉あるいは集中射撃であろうと、砲の命中率は変わりません。 変わるのは命中速度 です。
2.現実の射撃では命中率は 「弾道理論」 からしても、また 「射撃理論」 からしても、その都度その都度で異なります。 したがって、各砲種について 常に一定の命中率が得られるということはありませんし、あり得ません。
3.交互打方が一斉打方に比べて命中率が高くなるわけではありません。 むしろ本射においては後者の方が理論的に高くなる場合が多いです。
最終更新 : 30/Jul/2017