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五十口径十四糎被帽通常弾(改一、改二) |
旧海軍は大正10年に「内令兵第22号」により各種砲用弾丸の名称と塗色を改訂し、それまでの被帽通常榴弾及び被帽鍛鋼榴弾の名称を「被帽通常弾」と改めました。 この時に本十四糎砲用の弾丸として定められたのが「被帽通常弾」と「演習弾」の2種でした。
五十口径十四糎被帽通常弾には、オリジナルの「被帽通常弾」と「同改一」及び「同改二」の3種がありますが、改一及び改二の採用以降オリジナルの弾丸は「演習弾」に組み替えて使用され、昭和3年の「内令兵第3号」により制式に「演習弾(被帽通常弾組替)」となりました。
これもあって、現在のところこのオリジナルの「被帽通常弾」の詳細データは不明です。
( 被帽通常弾改一 )
(注) : 以下の表中で使用する記号及び用語の一覧については ↓ をクリックすると、別ウィンドウで表示します。
記号用語の説明 |
弾 種 | 弾 量 P (kg) |
P/D2 | 炸 薬 | 弾 径 d (dm) |
弾 長 h (dm) |
h/d | 弾底より導環 までの高さ t (mm) |
t/h | 重心点 の位置 j (mm) |
形心点 の位置 k (mm) |
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種 類 | 重 量 U (kg) |
U/P (%) |
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改 一 | 38.38 | 13.99 | 下瀬火薬 | 2.200 | 5.79 | 1.329 | 5.527 | 3.77 | 15 | 27.1 | 215 | 235 |
改 二 | 38.00 | 13.85 | 2.010 | 5.29 | 212 |
j/k x103 |
j/h x103 |
k/h x103 |
慣 性 能 率 | Iy/D5 x103 |
Ix/D5 x103 |
Iy/Ix x103 |
回転半径 | ρA/ρB x103 |
2ρA/D x103 |
2ρB/D x103 |
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縦軸 Iy (kg・mm2) |
横軸 Ix (kg・mm2) |
縦 ρA (mm) |
横 ρB (mm) |
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914 | 389 | 426 | 10.02 | 78.52 | 1863 | 14600 | 128 | 50.8 | 142 | 357 | 726 | 2033 |
383 | 73.82 | 13726 | 136 | 50.6 | 137 | 368 | 723 | 1961 |
三年式一号信管、 一三式一号信管 (改一) |
弾 種 | 導環全長 L (mm) |
圧迫面の長さ L1 (mm) |
L1/D x103 |
圧縮応力 PM/L1βνN (kg/mm2) |
剪断面の長さ L2 (mm) |
L2/D | 剪断応力 PM/L2βνN (kg/mm2) |
最大径 d1 (dm) |
d1/D |
改 一 | 65 | 34 | 242 | 13.10 | 45 | 321 | 2.16 | 1.495 | 1.07 |
改 二 |
五十口径十四糎砲常装薬、弱装薬、減装薬 |
嚢二号電気火管三型、 同 改一、 同 五型 |
嚢二号撃発火管三型、 同 四型 |
最終更新 : 13/May/2018