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三式爆雷一型



水上艦艇より投射又は落下する対潜爆雷で、米海軍潜水艦の潜航深度と水中速力の増大に対抗するため 試製急沈降爆雷 として開発されました。 頭部の鉛鋳物と尾翼により沈降速度を毎秒約5mとすることが可能となり、昭和18年の兵器採用と共に急速生産がなされ艦艇に配備されたとされていますが、詳細は不詳です。

本機雷には一型、同 改一及び同 改二の3種がありますが、炸薬の種類と量が異なる以外は同一です。







 主 要 目


  全 長   1,440 mm
  缶 径   450 mm
  胴体厚さ   4 mm
  装備全重量   180 kg
  空缶重量   80 kg (尾翼を含む)
  炸薬室容積   102 リットル



 性能大要


  炸 薬   三式爆雷一型 : 八八式爆薬  100 kg
  同 改一 : 九七式 又は 九八式爆薬 150 kg
  同 改二 : 一式 又は K爆薬 110kg
  導火薬   下瀬火薬  385 g
  信 管   (仮称三式爆雷信管)
  発火深度   40m、 80m、 120 m、 160 m、 200 m
  沈降速度   約 5 m/秒
  有効毀害半径   約 50 m
  使用投射機   八一式投射機、 九四式投射機、 三式投射機
  使用投射箭   爆雷投射箭一型、 簡易爆雷投射箭
  発火深度調定機構   時限薬盤式






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 最終更新 : 26/Nov/2017