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円錐形自働繋維器



水上艦艇より敷設する対水上艦艇用機雷の繋維器で、通称、小田式自働繋維器 と呼ばれています。


本繋維器は、明治29年に 小田喜代蔵によって考案 され、明治31年3月に兵器採用されたもので、本繋維器の出現により初めて水深に無関係に繋維機雷を一定の深度に連続敷設することが可能となりました。 日露戦争における旅順港外やウラジオストック港外への大量敷設は、本繋維器の成果であると言えます。


なお開発の経緯などの詳細については、『 極秘帝国海軍水雷術史 』 『 第6編第6章第2節 機械水雷の発達 』 中の 『 第1項第1目 明治37、8年戦役以前 』 に掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。






 主 要 目


  繋維器高さ   740 mm
  同 幅   858 mm
  同 重量   220 kg
  繋維索   周 28 mm  長さ 160 m
  深度索   麻索  周 25 mm  長さ 7 m
  深度錘重量   9 kg



 性能大要


  整深装置   分離式  深度調定装置無し
  使用機雷   二号機雷、 三号機雷




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 最終更新 : 03/May/2010