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三号機雷 |
水上艦艇より敷設する対水上艦艇用機雷で、日露戦争における日露両海軍の大規模な機雷使用の結果を受けて、明治40年にハーグで開催された第2回万国平和会議第8回総会において決議された
「自動触発水雷ノ敷設ニ関スル条約」 に適合する如く二号機雷を改造したものです。
本機雷の開発の経緯などの詳細については、『極秘帝国海軍水雷術史』 の 『第6章第2節 機械水雷の発達』 中の 『第1項第2目 自37、8年戦役至大正5年時代』 に掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。
主 要 目
機雷缶缶体直径 |
球形 740 mm |
同 高さ |
934 mm |
同 厚さ |
4.8 mm |
機雷缶装備全重量 |
212.19 kg |
同 浮量 |
56 kg |
機雷缶底附加重量 |
約 9 kg |
繋維器 |
円錐形自働繋維器 |
性能大要
炸 薬 |
下瀬六稜火薬 46.89 kg |
発火装置 |
既成電池電路啓閉器式 |
安全装置 |
発火安全装置 : 断縁器、隔時器 30〜45分
浮流自沈 : 隔時器、注水信管 (注水角度 120度) |
信 管 |
機雷電気信管 |
導火薬 |
下瀬火薬 1 kg |
整深装置 |
分離式 深度調定装置は無し |
敷設最大海深 |
170 m |
敷設深度 |
7 m |
安全距離 |
深度10mにて 45m、20mにて 60m、30mにて 90m |
最終更新 : 17/Aug/2011