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5 Inch 38 Caliber Prolectiles




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  Common Mk 32
  Special Common Mk 38
  Special Common Mk 46
  Anti-Air Common Mk 34
  Anti-Air Common Mk 35
  Anti-Air Common (VT) Mk 31
  Anti-Air Common (VT) Mk 34
  Anti-Air Common (VT) Mk 35
  High Capacity Mk 35
  Illumination Mk 30
  Illumination Mk 44
  White Phosphorous Mk 30
  Window Mk 30
  Window Mk 44



 

 AAC Mk 34

  ● 概 要


主として対空戦に使用する時限信管(MTF)付の対空通常弾 (AAC, Anti-Air Common) で、Mk 31 Mod 10 を弾底着発信管 Mk 28 が装着できるように改修したものです。

当初補助信管の Mk 17 及び Mk 46 を装着したものは、1945年頃には Mk 54 に換装されつつあるとされています。

本弾の実用弾は Mod 10 のみです。





  ● 構 成


 信管部   時限信管  Mk 18 Mod 2 〜 4、Mk 50 Mod 0 〜 4、
 Mk 63 Mod 0
 弾頭着発信管  Mk 29 Mod 2、3
 補助信管  Mk 17、Mk 46 Mod 0、Mk 54 Mod 0、1
 弾底信管  Mk 28 with Tracer Mk 9
 弾体部  弾 体  Mk 31
 炸 薬  Explosive D
 使用装薬  薬 莢  Mk 5 
 火 管  Mk 13


  ● 要 目


 弾体部  全長  17.225 in (438 mm)
 弾底部直径  4.975 in (126.4 mm)
 弾肩部直径  4.985 in (126.6 mm)
 空重量  41.12 lb (18.65 kg)
 炸薬量  7.25 lb (3.29 kg)
 導環幅  2.25 in (57 mm)
 弾底 〜 導環  2.43 in (62 mm)
 弾  丸  全長  20.7 in (526 mm)
 総重量  55.18 lb (25.03 kg)
 炸薬/全重量  13.33 %



 

 AAC Mk 35

  ● 概 要


主として対空戦に使用する時限信管(MTF)付の対空通常弾 (AAC, Anti-Air Common) です。 

時限信管 Mk 61 Mod 0 及び弾頭着発信管 Mk 29 Mod 2、3 の場合は、初速 1,200f/s の減装薬を使用することとされています。

また、当初補助信管の Mk 17 及び Mk 46 装着したものは、1945年頃には Mk 54 をに換装されつつあるとされていました。

本弾には Mod 1 〜 12 があることが知られていますが、その差異の詳細は不明です。

なお、本弾では Mod 6 を除き、炸薬の代わりに砂などを充填した演習弾 BL&P(Blind Loaded & P) 及び曳痕剤 Mk 9 付きの BL&T(BL & Tracer) があり、訓練射撃において実弾の代わりに使用します。




  ● 構 成


 信管部   時限信管  Mk 18 Mod 2 〜 4、Mk 50、
 Mk 61 Mod 0、Mk 63 Mod 0
 弾頭着発信管  Mk 29 Mod 2、3
 補助信管  Mk 17、Mk 44 Mod 0、1、
 Mk 45 Mod 0、Mk 54 Mod 0、1
 弾底信管  Mk 28 with Tracer Mk 9
 弾体部  弾 体  Mk 35
 炸 薬  Explosive D
 使用装薬  薬 莢  Mk 5 
 火 管  Mk 13


  ● 要 目


 弾体部  全長  17.225 in (438 mm)
 弾底部直径  4.975 in (126.4 mm)
 弾肩部直径  4.985 in (126.6 mm)
 空重量  41.12 lb (18.65 kg)
 炸薬量  7.25 lb (3.29 kg)
 導環幅  2.25 in (57 mm)
 弾底 〜 導環  2.43 in (62 mm)
 弾  丸  全長  20.7 in (526 mm)
 総重量  55.18 lb (25.03 kg)
 炸薬/全重量  13.1 %



 

 AAC (VT) Mk 31

  ● 概 要


主として対空戦に使用するVT信管付の対空通常弾 (AAC, Anti-Air Common) で、時限信管付きのタイプはなく、VT信管付きだけの弾種です。 

元々は弾底着発信管 Mk 13 付きのものでしたが、これは太平洋戦争期には既に破棄されていたとされています。 このため、弾底には換栓が装着されています。

また、当初補助信管の Mk 17 及び Mk 46 を装着したものは、1945年頃にはに Mk 54 換装されつつあるとされています。

本弾には Mod 1 〜 12 があることが知られていますが、その差異の詳細は不明です。

なお、本弾では Mod 6 を除き、炸薬の代わりに砂などを充填した演習弾 BL&P(Blind Loaded & P) 及び曳痕剤 Mk 6 付きの BL&T(BL & Tracer) があり、訓練射撃において実弾の代わりに使用します。




  ● 構 成


 信管部   VT信管  Mk 32、Mk 40、Mk 53
 補助信管  Mk 17、Mk 44 Mod 0、1、
 Mk 45 Mod 0、Mk 54 Mod 0、1
 弾体部  弾 体  Mk 31
 炸 薬  Explosive D
 使用装薬  薬 莢  Mk 5 
 火 管  Mk 13


  ● 要 目


 弾体部  全長  16.625 in (422.3 mm)
 弾底部直径  4.97 in (126.2 mm)
 弾肩部直径  4.985 in (126.6 mm)
 炸薬量  7.25 lb (3.29 kg)
 導環幅  2.25 in (57 mm)
 弾底 〜 導環  2.43 in (62 mm)
 弾  丸  全長  20.7 in (526 mm)
 総重量  55.12 lb (25.0 kg)
 炸薬/全重量  13.33 %



 

 AAC (VT) Mk 34

  ● 概 要


主として対空戦に使用するVT信管付の対空通常弾 (AAC, Anti-Air Common) で、信管関連以外の構成及び要目は上の AAC Mk 34 に同じです。

本弾についても、当初補助信管の Mk 17 及び Mk 46 を装着したものは、1945年頃には Mk 54 に換装されつつあるとされています。

また、VT信管 Mk 32 は、同じく1945年頃には Mk 40 に換装されつつあるとされています。

本弾の実用弾も AAC Mk 34 と同じく Mod 10 のみとされています。




  ● 構 成


 信管部   VT信管  Mk 32、Mk 40
 補助信管  Mk 17、Mk 46 Mod 0、Mk 54 Mod 0、1
 弾体部  弾 体  Mk 31
 炸 薬  Explosive D
 使用装薬  薬 莢  Mk 5 
 火 管  Mk 13


  ● 要 目


AAC Mk 34 に同じ。




 

 AAC (VT) Mk 35

  ● 概 要


主として対空戦に使用するVT信管付の対空通常弾 (AAC, Anti-Air Common) で、上の AAC Mk-35 の弾頭部の時限(MT)信管の代わりに VT 信管が付き、弾底信管は使用しません。 このため弾底には弾底栓が挿入されています。 また、曳跟剤(Tracer)も使用しません。

信管と補助信管以外の構成及び要目は、AAC Mk 35 と同じです。

VT信管の Mk 53 の場合は、補助信管は Mk 44 を使用することとされています。

また、当初近接信管 Mk 32 を装着したものは、1945年頃には Mk 40 に換装されつつあるとされています。

本弾には AAC Mk 35 と同じく、Mod 1 〜 12 があることが知られていますが、その差異の詳細は不明です。

なお、AAC Mk 35 と同様に、本弾でも Mod 6 を除き、炸薬の代わりに砂などを充填した演習弾 BL&P(Blind Loaded & P) 及び曳痕剤 Mk 9 付きの BL&T(BL & Tracer) があり、訓練射撃において実弾の代わりに使用します。



  ● 構 成


 信管部  VT信管  Mk 32 Mk40 Mk 53
 補助信管  Mk 44 Mk 54
 弾体部  弾 体  Mk 35
 炸 薬  Explosive D
 使用装薬  薬 莢  Mk 5 
 火 管  Mk 13


  ● 要 目


AAC Mk 35 に同じ。







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最終更新 : 02/Aug/2020