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九二式機雷



港湾防禦のため水上艦艇より敷設する対潜水艦用管制機雷で、管制機雷 の名称の下に水中捕音器を装着した管制機雷を計画し、昭和7年7月官房機密894号により試製実験を行い、昭和9年9月に兵器採用されたものです。






 主 要 目


  機雷缶缶体外径   1,050 mm
  同 高さ   1,480 mm
  同 厚さ   4 mm
  機雷缶装備全重量   780 kg
  同 浮量   150 kg
  浮標外形   1,020 mm
  同 高さ   1,490 mm
  同 重量   230 kg  (電纜を含まず)
  同 浮力   370 kg  (電纜を含まず)
  繋維器外形   1,016 mm
  同 高さ   1,078 mm
  同 重量   520 kg
  同 外筐板厚さ   8 mm
  機雷装備全高   1,820 mm
  繋維電纜   直径 25 mm、  3心線(銅線補強入)
  同 長さ   390 m 又は 300 m
  同 抗張力   3,000 kg 以上
  幹線電纜   直径 34.5 mm、  15心線(銅線補強入)
  同 長さ   1,500 m
  同 抗張力   (不明)
  機雷缶耐圧強度   缶体 : 15 kg/cm
  浮標 :  1 kg/cm


  一群連構成内容   缶体(水中捕音器を含む)  6個
  繋維器  6個
  繋維電纜捲延浮標  6個
  幹線電纜  1,500m  1条
  繋維電纜  390m  4条、 300m  2条
  幹線電纜接続筐  1個



 性能大要


  炸 薬   八八式爆薬  500 kg
  発火装置   水中捕音器を使用し陸上衛所より発火
  安全装置   管制時まで安全
  信 管   機雷電気信管  2個
  整深装置   結止敷設沈底分離式  深度調定装置なし
  敷設最大海深   120 m
  敷設深度   60 m
  管制能力   距離 130m、間隔 160mの6個の機雷面内に確実に敵潜を
  夾叉し得る
  導火薬   下瀬火薬  2.278 kg






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 最終更新 : 23/Aug/2010