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九三式機雷一型 |
水上艦艇より敷設する対水上艦艇並びに対潜水艦用機雷で、深々度及び深海敷設用の一般用機雷として八九式機雷より一層機構を簡略化して急速・安価・多量生産に適するものとして計画し、昭和8年4月官房機密681号訓令により試製実験を行ない、昭和9年9月に兵器に採用されたものです。
機雷缶缶体外径 | 860 mm |
同 高さ | 860 mm |
同 厚さ | 4 mm |
機雷缶装備全重量 | 220 kg |
同 浮量 | 120 kg |
繋維器重量 | 480 kg |
合成浮量 | 60 kg |
機雷装備全高 | 1,513 mm |
繋維索 | 直径 12 mm、 長さ 150 m 直径 10 mm、 長さ 220 m 直径 5 mm、 長さ 1,000 m |
深度索 | 直径 5 mm、 長さ 80 m |
深度錘 | 25 kg |
機雷缶耐圧強度 | 缶体 : 10 kg/cm2 5分間 |
炸 薬 | 八八式爆薬 100 kg |
発火装置 | 触角及び醸成電池式 4個 |
安全装置 | 発火安全装置 : 信管安全装置 (安全時間 約30分) 電路切断装置 浮流安全装置 |
信 管 | 九一式機雷電気信管 |
整深装置 | 浮上分離式 深度調定装置あり |
敷設最大海深 | 1,071 m |
敷設深度 | 71 m |
安全距離 | 深度20mにて 50m |
導火薬 | 下瀬火薬 700 g |
信管安全装置 (soluble plug mechanism) により海中投入後約30分で繋維索の張力軸の固定が外れ、これにより発火安全装置の導火薬固定レバーが外れて導火薬が降下し、導火薬下部に機雷信管が挿入され、起爆可能状態となります
米軍が大戦中に戦地で捕獲したものでは 九七式触角 が使用されています。
最終更新 : 27/Dec/2017