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九〇式機雷



防潜網用機雷として、傾斜により起爆するように設計され、特種浮量 又は X浮量 の名称のもとに昭和7年1月の官房機密第107号訓令に基いて試製実験を行い、昭和9年1月に兵器採用されたものです。




 主 要 目


  機雷缶缶体外径   510 mm
  同 全長   1045 mm
  同 厚さ   4 mm
  耐圧強度   4 kg/cm
  機雷缶装備重量   175 kg
  重心点位置   浮心の下方 40 mm
  浮 量   0 kg
  装着網   一四式一号防潜網一型、 同 二型、 同 三型
  一四式二号防潜網



 性能大要


 炸 薬  八八式爆薬 80 kg
 発火装置  発火は振子及び乾電池による (発火角度 45度)
 安全装置  発火安全装置 : 信管安全装置
             接錘安全装置
            (砂糖溶解時間 約3時間)
 敷設最大深度  20 m
 敷設最大海深  約 150 m (一四式防潜網の最大設置海深に相当)
 安全距離  深度7.5 mにて 45 m
 衝撃発火角度  3ノット以上
 対潮流傾度  1.9ノットの流速に対して傾斜せず
 信 管  九一式機雷電気信管






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 最終更新 : 07/Sep/2007