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八八式機雷改一



昭和7年に八八式機雷の繋維索を変更して、敷設最大海深350m、整深装置の途中分離水深を50mとしたもので、昭和12年12月になって新名称が付与されたものです。







(浮流機雷となって海面に浮上した状況)



 主 要 目


次の他は、八八式機雷 に同じです。



  繋維索   周 20 mm、 長さ 452 m



 性能大要


次の他は、八八式機雷 に同じです。



  敷設最大海深   350 m (缶体強度の制限による)
  整深装置   途中分離水深 : 50 m



 構造 ・ 作動


 (1) 機雷本体底部 (信管安全装置、整深装置)

機雷信管 (Detonator) は敷設前に信管安全装置 (Detonator Carrier & Mounting, Housing) にセットします。


海中投下後、繋維器から分離した機雷本体は整深装置 (Depth-taking Hydrostat) により2本の繋維索によって所定の深度に繋維されます。







 (2) 発火安全装置

機雷本体と繋維器の分離後 15 〜 20分で起爆可能状態となります。





 (3) 使用触角

米軍が大戦中に戦地で捕獲したものでは 九七式触角 が使用されています。







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 最終更新 : 26/Dec/2017