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五号機雷改一



水上艦艇より敷設する対水上艦艇用機雷で、五号機雷の乾電池使用に対する危険防止を目的として、昭和3年4月官房機密第445号訓令により横須賀海軍工廠機雷実験部において、電路啓閉器を触角式に改め、安全装置、浮流安全装置及び電線接続盤等を附加して試製実験を行い、昭和9年1月に兵器として採用されたものです。


なお、この試製実験中に一部を実戦部隊に配備し、これを 五号改一機雷 と称していました。


本機雷の開発の経緯などの詳細については、『極秘帝国海軍水雷術史』 『第6編第6章第2節 機械水雷の発達』 中の 『第1項第3目  大正5年以降時代』 に掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。








 主 要 目


  機雷缶缶体外径   830 mm
  同 高さ   853 mm
  同 厚さ   4 mm
  機雷缶装備全重量   220 kg
  同 浮量   100 kg
  繋維器   方形自働繋維器乙、 横式繋維器



 性能大要





  炸 薬   下瀬六稜火薬  83 kg
  発火装置   触角式及び醸成電池式 4個
  艦艇速力2節にて触角破壊機雷発火
  安全装置   発火安全装置 : 信管安全装置  30〜40分
  浮流安全装置
  信 管   三式機雷電気信管
  整深装置   分離式  深度調定装置は無し
  敷設最大海深   方形自働繋維器乙 : 170 m、 横式繋維器 : 240 m
  25節高速敷設可能
  敷設深度   方形自働繋維器乙 : 7 m、   横式繋維器 : 60 m
  安全距離   深度10mにて 34m、20mにて 37m、30mにて 39m






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 最終更新 : 15/Aug/2011