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一号機雷甲



水上艦艇より敵艦隊の前路に敷設する対水上艦艇用の連繋式浮遊機雷です。


本機雷は、日露戦争最中の明治37年に 連繋水雷 の名称で連合艦隊によって考案されたものその始まりとし、その開発の経緯及び以後の改良などの詳細については、『極秘帝国海軍水雷術史』 中において 『一号機雷の進歩及用法上の発達』 として掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。







大正10年9月に一号機雷甲と改称された時点以降の主要目及び性能大要については、以下のとおりです。




 主 要 目


  機雷缶缶体直径   425 mm
  同 全長   800 mm
  同 厚さ   3.2 mm
  同 耐圧強度   2.11 kg/cm
  同 沈量   23 kg
  組立装備全重量   150 kg
  浮標直径   390 mm
  同 厚さ   2 mm
  同 重量   11 kg
  同 耐圧強度   2.11 kg/cm
  同 浮量   35.5 kg
  連繋索   直径24mm 上等マニラ索 長さ100m
  深度索   直径8mm 長さ6.096m



 性能大要


  炸 薬  下瀬六稜火薬  45 kg
  発火装置  既成電池電路啓閉器式  45 kg
  敷設深度  約6 m
  信 管  機雷電気信管


機雷若干数に対し、三角凧1個を使用して敷設します。



  三角凧長さ  350 mm
  同 幅  321 mm
  同 重量  3.2 kg
  同 浮量  1.1 kg






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 最終更新 : 03/May/2010