軍 艦 概 説 |
はじめに
先に『艦砲概説』において“大砲とはどういものか”と言うことについて、一般的な例をとってその概略をご説明しました。 そこで、本項においてはその前に戻って、そもそもそう言う大砲を装備する “軍艦とはどういうものか” ということについて、その概略をご説明することにします。
私のこのサイトに来ていただけるような方々にとっては今更と言う気もしますが、今後は色々な人にもご来訪いただきたいと思いますし、 それに“軍艦”についてある程度知識をお持ちの方々にとっても、旧海軍自身の手になる内容をご紹介するのもまた意味のあることと考えます。
本項で取り上げますのは、取り敢えずは次の3項目です。
1.軍艦発達の歴史 |
本項は、昭和5年の旧海軍兵学校教科書に記述された 『軍艦発達ノ歴史』 を全文そのまま掲載しています。 軍艦の発達史について旧海軍がどのように認識していたかをご紹介するためであり、今日広く出回っている研究者達の著作などの 記述内容とは異なる点があるとは思いますが、旧海軍という公的組織が海軍兵学校において将校生徒にどのような教育をしたかを知り得るものとして、 その価値は十分にあると考えます。 ただし読みやすくするために、原文のカタカナを平仮名に直し、また句読点が一切ありませんので適当に付加していることをご了承下さい。 |
2.艦船各部の名称及び構造一般 |
本項は、昭和4年の旧海軍兵学校教科書に記述された『船体構造及び属具』及び『艤装』の中からの抜粋を掲載しています。 元の史料にはその他多くの項目について詳細に記述されていますが、本項の主旨からするとそこまではと思いますので省略しています。 艦船各部の名称などについて、旧海軍がどのように定義していたのかの一端をご紹介するもので、ある意味で正式な用語集でもあります。 |
3.軍艦こんなことあんなこと |
本項は、軍艦に関する色々な話について、皆さんの参考となると考えるものをピックアップし、上の2項目と同じように基本的に旧海軍の史料に記載されたものを極力そのままで掲載していきます。 私のHPに来られる皆さん方は一度はどこかで聞いたことのある内容と思いますが、戦後の研究者等の手になる一般出版物ではなく、旧海軍の公式資料ではどのように記されていたのかをお楽しみい下さい。 もし“こういうことも解説して欲しい”というご要望がありましたらお知らせ下さい。 可能な範囲で順次追加していきたいと思います。 |
ご注意! 上記3項目では原文にある古い漢字をそのまま使用しており、それらの中には常用漢字及び漢字配当の何れも“外”のものがあります。 「MS」系フォント以外をご使用になられている場合には正常に表示されないことがあるかもしれないことをご了承下さい。
最終更新 : 14/Apr/2006