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中防雷具三型 |
駆逐艦及びその他の高速艦船が曳航して、繋維機雷の繋維索を切断するためのものです。
昭和6年に機雷実験部において 仮称D型防雷具 として性能実験を行い、昭和9年1月に内令兵1号により 防雷具四型 として兵器採用されたもので、昭和14年に内令兵第12号により 「中防雷具三型」 と改称されました。
主要目及び性能大要については、以下のとおりです。
展開器完備全重量 | 410 kg | |
展開器浮量 | 34 kg | |
機 構 |
展開翼の器体縦軸 に対する傾斜角 |
6 度 50分 |
展開器を海水中に 浮かべた時の状態 |
前後仰角 : 19.5 度 左右傾角 : 40 度 |
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重心点 | 器前端より 1.400 m | |
浮力中心 | ||
寸 度 |
展開器全長 | 3.281 m |
器体最大外径 | 470 mm | |
器体外皮厚 | 3.2 mm (頭部 4 mm) | |
曳航点位置 | 器の前端より後方 : 330 mm 器の中軸より上方 : 508 mm |
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展開翼 翼長 | 1.473 m | |
同 翼幅 | 330 mm | |
同 断面半径 | 1.676 m | |
翼の位置 | 器前端後方〜翼前端 : 527 mm 器中軸下方〜翼上面前端 : 324 mm |
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横 舵 | 長さ : 330 mm 幅 : 128.5 mm |
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深度受圧ゴム板 | 厚さ : 4.8 mm 直径 : 132.5 mm 重圧面積 : 13789 mm2 |
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曳 索 | 太さ : 周 54 mm 索長 : 50 m |
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水銀量 | 21 kg | |
耐 力 |
展開器器体圧力 | 内気圧 : 1.4 kg/cm2 外水圧 : 4.2 kg/cm2 |
水銀筒耐圧力 | 気圧 : 4.2 kg/cm2 | |
曳索破断力 | 13 ton 以上 | |
接続器及び鉄架 負荷重量 |
8 ton | |
作 動 |
横舵桿作動距離 | 19 mm |
横舵末端運動量 | 上下 10 mm |
展開器 | 2個 |
曳 索 | 2条 |
導索貫通要具 | 1組 |
揚収器 | 2個 |
切断器切断荷重 | 38mm24本線6撚鋼索 150 kg以下 |
最大曳航速力 | 31 ノット |
有効速力範囲 | 11 ノット 以上 |
最大展開幅 | 約 28 m |
最大張力 | 28ノットにて 6 ton |
深度 | 10 〜 15 m |
駆逐艦減速 | |
切断能力 | 大掃海具三号に略同じ |
最終更新 : 06/Apr/2013