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仮称九四式一号機雷一型



水上艦艇より敷設し専ら河川で使用される対小型水上艦艇用沈底機雷です。 二型が視発のみの管制機雷であるのに対して、この一型は視発と触発の選択式のもので、昭和9年2月の艦本機密1803号通牒により試製実験をしたとされていますが、以後の状況は不明です。






 主 要 目


  沈底缶外径   860 mm  (半球型)
  同 厚さ   4 mm
  炸薬室容積   97 リットル
  沈底缶排水量   195 kg
  同 装備重量   340 kg
  同 浮量   145 kg
  位置浮標外径   600 mm  (半球型)
  同 厚さ   2.3 mm
  同 排水量   67 kg
  同 重量   39 kg  (触角無しの場合 30 kg)
  同 浮量   28 kg  (触角無しの場合 37 kg)
  装備全重量   視発用 : 660 kg、  触発用 : 390 kg
  触角取付角度   30度、 55度
  耐圧強度   缶体 : 3 kg/cm
  浮標 : 3 kg/cm
  機雷装備全高   1,150 mm
  電纜   二心線、 導体外径 2 mm、 キャプタイヤ外径 20.2 mm
  同 長さ   視発用 : 500 m、  触発用 : 20 m
  同 重量   0.580 kg/m
  同 破断力   1,500 kg
  最大導体抵抗   3.8 Ω/km
  管制器   2群連を管制発火可 (1群連機雷数4個を限度)
  発火器   電圧 240 ボルト、  電流 0.9 アンペア (短絡)



 性能大要


  炸 薬   八八式爆薬  80 kg
  発火装置   触角4個及び醸成電池による触発式及び陸上において管制
  する視発式の2法を備え、状況により何れかを使用
  安全装置   信管安全装置、 電路切断器
  信 管   九一式機雷電気信管
  敷設最大深度   20 m
  導火薬   下瀬火薬  370 g






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 最終更新 : 23/Aug/2010