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十三粍機銃信管



本信管は、その名のとおり九三式及び保式十三粍機銃の弾薬包用の無撃針信管です。 


種   類 兵器採用年月 使  用  弾  種
 十三粍機信管   十三粍機銃焼夷弾三型 



  構 造


管体の上方を頭蓋で覆い、下方に管帽をネジ入れてその内部には発薬、起爆薬及び管帽薬を収めています。



  要 目


知られている要目は、次のとおりです。


品  名 薬  種 薬  量
発 薬  発薬(三味)  約 0.06 g
起爆薬  窒化釦  約 0.05 g
管帽薬  テトリール  


  作 動


次の順序で作動します。


1.信管を弾頭に装着して発砲します。

2.信管の頭が物 (目標) に衝突すると、圧力により頭蓋に作用し、発薬を燃焼させ、起爆薬を経て管帽薬に点火して、弾丸内の焼夷剤を燃焼させます。





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 最終更新 : 05/Jan/2015