Home へ 砲術講堂目次へ 旧海軍の砲術目次へ ← 戻る


二十五粍機銃火管





二十五粍機銃火管は、その名のとおり九六式二十五粍機銃の弾薬包用で、二十五粍機銃薬莢の底部に挿入して使用される撃発火管で、昭和11年10月に兵器採用となりました。 

なお、薬莢の要目は次のとおりです。


 薬莢長  164 mm
 薬莢底部径   42 mm
 薬莢重量 333.5 g
 薬莢材質 真 鍮
 装薬量 102 g


  ● 構 造


火管体は内部に伝火薬、砧子、雷管等を包蔵しています。




  ● 要 目


品  名 薬  種 薬  量
雷  管 発薬(三味) 0.03 g
伝火薬 黒色小粒薬 0.55 g


  ● 作 動


次の順序で作動します。


1. 発火装置打針の適当な打撃によって雷管が発火し、伝火薬に点火します。

2. 伝火薬の火勢が管蓋を噴き破り装薬に点火し、弾丸を発射させます。







「信管・火管」メニューへ 頁トップへ

 最終更新 : 04/Jan/2009