正弦余弦機構 その1




大小2つの内接する歯車円盤により正弦 (sin) 及び余弦 (cos) を求めるものです。




作動の概要 :


(1) 小円盤 B の直径 γ を大円盤 A の 1/2 とし、B を A に内接させて A の中心 O の周囲を回転するようにします。

(2) B そのものは O’を中心に回転しますが、回転方向は θ と反対方向に回転します。

(3) これにより θ= 0°の時 P’に設けた B 上の突子 P は OP’の線上を移動することになりますので、回転角度 θ の時の OP は γ・ cosθ となります。

(4) 同様にして、θ= 90°の時 AB の接点上に突子 P を設ければ、OP は γ・ sinθ となります。







 最終更新 : 28/May/2016