積分機構 (1)




摩擦盤を利用した積分機構で、一定の速度で回転する摩擦盤の中心から離れるに従い高速で回転する摩擦転子を出力軸に伝え、その単位時間の回転量により積分値を求めるもので、下図のような2つのタイプがあります。





作動概要 :

(1) 摩擦盤 C は定速電動機 M により一定の速度で回転します。

(2) 摩擦転子A を C の中心から a だけ外方へ移動させると、軸 B は a に比例した速度 x で回転しますから、x の 一定時間内の回転量を計測すれば a の積分値が求められます。

(3) タイプUは、2つの摩擦転子 1A と 2A の回転数の平均を用いる以外はタイプTと同じです。







 最終更新 : 03/Jun/2016