書籍名 :『海軍砲戦史談』 著(編)者 : 黛 治夫 出版社 : 原書房 初版日 : 昭和47年 全頁数 : B6判 290頁 書籍コード: 0031-30620-6945 |
● 書籍解説
本書は、この世界ではその名を知らない人のいない、元海軍大佐で “鉄砲屋” の一人である故黛 治夫氏の手になる旧海軍の砲術についての第1作となるものです。
「海軍砲戦史」とは言いながら、ネルソン時代の帆船における砲戦及び南北戦争当時のモニターとメリマックの戦闘に関する2章以外は、ほとんど全て旧海軍の砲術に関するものです。
とは言え、旧海軍の砲術に影響を与えた諸外国海軍の状況についても当然のことながら関連する項目のところで触れられていますから、全体的な流れとしてはタイトル上からしても欠落はなく、良く纏まったものと言えます。
レベル的には旧海軍の砲術に関して専門的に勉強しようとする方々のための “入門書” と言えるでしょう。
残念ながら、絶版になって久しいのですが、時々は古書店にも出回るようですから、チャンスがあったときには是非入手しておかれることをお勧めします。 ただ、非常に高価になってしまっていることも事実です。